【アネット】(魔法・メカニック)性能評価・スキル&超越特性解説
今回は、魔法パーティには欠かせないサポーターである「アネット」の評価解説記事です。
(「スキル回しの方法」などはちょいちょい紹介されていますが、意外と性能や仕様の詳細を分析した記事がなかったのでその辺について詳しく書いたつもりです)
〜理解しておきたいポイント〜
●過充電状態での通常攻撃がスキルクールタイムを10%減少させるため「過充電状態でいること」「攻撃速度を盛ること」が重要
●充電スタックの獲得手段は「MP消費(=スキル使用)」「S4効果による時間経過」「専用武器効果による時間経過(凸で増えるが他の手段に比べると微量)」「S3宝効果による追加スタック(重要!!敵が多ければ多いほど貯まる)」の4つ
●最大100%の魔法ダメージUPを持つAMPだが、敵全体に100%AMPを付与できるわけではない。
【目次】
●なぜアネットが魔法パーティに必須と言われるのか?
●アネットの導入ハードルは高いのか低いのか?
●スキル紹介
〜S4:充電〜
過充電状態のメリットについて
充電スタックの獲得について
〜S1:破壊光線〜 CT11秒/MP2「レーザー、発射!」
〜S2:応急処置〜 CT17秒/MP2「はぁぁぁ!魔法の光を!」
〜S3:撲滅命令〜CT25秒/MP3「コードキャスト準備!」
S3宝:殲滅のコードについて
●アネット操作のポイント
●アネットの弱点
●オススメ超越特性
【なぜアネットが魔法パーティに必須と言われるのか?】
基本的にアネットが魔法パーティで必須と言われる理由として
[1]S1+S3で敵に対して最大100%の「魔法ダメージUP」状態を付与することができ、アネット1人いるかいないかで魔法パーティ全体の火力が大きく変わる(ソウルウェポン効果込みでは最大130%)
[2]過充電状態では「状態異常無効」「クリティカル率250(25%)UP」「攻撃速度200アップ(T5闇必須)」などの有用性の高いバフを味方に付与することができる
という点が挙げられます。
味方の火力アップ・HP回復をしながら有利に戦える環境を作るキャラであると言えます。
[1]に関しては魔法パーティでなければ恩恵がありませんが、[2]については物理パーティにとっても有用であり、状況によっては物理パーティに入れる事もあります。
クリティカル率250はopにして2〜2.5箇所分、攻撃速度200も1.5〜2箇所分であり、アネット前提で考えることでDDにはクリティカルダメージ量などのopを積む事が可能です。
【アネットの導入ハードルは高いのか低いのか?】
これだけ必要性の高いスキルを持ちながら、アネットは武器凸や宝凸などの必要がほとんどありません。
(強いて言うなら武器凸はしても良いが、宝凸の意味はほとんどない)
「アネットは初心者が手を出すにはハードルが高い」という人がいれば
「アネットはそこまで敷居が高いキャラではない」という人もいます。
これは「ハードルが高い」という意見は
「武器と宝が必須」
「遺物の懐中時計が必要(だと思い込んでいる)」
「攻撃速度などのop厳選が必要」
「過充電状態維持にある程度は手動操作が必要」
という理由に基づいています。
一方で「敷居が高くない」という派の意見は
「武器凸も宝凸も必須ではない」
「操作のポイントを理解し、攻撃速度の厳選ができていれば懐中時計は別に必要ない」
「最低限の性能理解をしていればたまに手動調整するくらいで良く、半分くらいはオートにしておいても問題ない」
(※WB上位でも普段はアネットをオート操作にしているという方はチラホラいます)
などの理由に基づいています。
どちらも間違いではないのですが、少なくとも数ヶ月キンスレを継続プレイしているプレイヤーにとってはそこまで育成難易度の高いキャラではないと言って良いでしょう。
初心者だけが購入できる「推奨サポーターパック」では武器宝とアネットをセットで取得することもでき、課金OKであれば導入ハードルが非常に低くなっています。
ただしサポーターパックを購入しない場合でも武器と宝を1つずつ入手すれば十分運用可能になるため、無課金でも1ヶ月くらいあれば完全体アネットを育成することはそう難しい事ではありません。
(シアを5凸させる事に比べれば遥かに敷居が低いと言えます。)
「キンスレを長く続けるなら育てておいて損はないキャラの1人」と言っても過言ではないでしょう。
(なお、アネット運用には懐中時計の遺物が必須という方がたまにいらっしゃいますが、攻撃速度が高くなっていれば必須ではありません。懐中時計を持っていても状況次第で別の遺物を持たせる事は多いです。)
【スキル紹介】
ここからはスキルを1つずつ紹介していきたいと思います。
〜S4:充電〜
↑このアイコンの形は覚えておきましょう。
0.5秒ごとに1の充電を、MPを1マス消費するたびに10の充電を獲得します。充電が100になると過充電状態になり、15秒間攻撃力が 増加し、通常攻撃がスキルクールタイムを10%減少させます。すべての効果が解除できません。また、過充電状態では充電を獲得できません。
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敢えてこのスキルを最初に説明したいと思います。
●過充電状態のメリットについて
後述するS1〜S3のスキルの全てが「過充電状態」によって強化されるため、アネットを運用するならいかに過充電状態を長く維持するかが重要になってきます。
また、過充電状態の時に通常攻撃することでアネット自身のスキルCTが短縮されていくので攻撃速度が非常に重要となります。アネットの攻撃速度に関してはソフトキャップを超えても積むだけの価値があります。
1回の通常攻撃でスキルのCTが10%減少するので、単純に考えて5回通常攻撃を撃てばCTが半分になる計算です。例えばアネットのS3はCT25秒ですが、攻撃速度が1800前後あると実は10秒に1回くらいの頻度で撃てます。
超越特性は
S4光 攻撃力の増加量が40%増加します。
S4闇 過充電の持続時間が3秒増加します。
となっていますが、アネットの役割を考えれば実質S4闇一択となるでしょう。
過充電状態の持続時間が伸びることで、結果的に全スキルのCTが短縮されるため過充電状態が切れても再度過充電状態に戻るまでのスピードが速くなります。
●充電スタックの獲得について
「MPを1マス消費するたびに10の充電を獲得」となっており、S1はMP2、S2はMP2、S3はMP3の消費です。ただしスキルの書での強化でそれぞれ30%ずつ充電量が増加されているため、
S1:26スタック(S1闇選択時は34)
S2:26スタック(S2闇選択時は34)
S3:39スタック(専用宝物装備によりヒット数×2の追加スタック獲得)
26+26+39=91ですが、これ以外にS4効果で「0.5秒ごとに1の充電」、専用武器で「1.5秒(0凸)〜0.7秒(5凸)ごとに充電を1つ獲得」できます。
もし武器が無凸でも4秒あれば10程度は勝手にスタックが貯まるため、仮にS3宝物を持っていなかったとしてもS1〜S3までのスキルを各1回ずつ使用すれば過充電状態に入ります。
S3宝物の追加スタックがあれば、S3とS1を使用した時点で過充電状態に入ることもできるので、1回目のS2使用時点から状態異常無効となる事も可能です。
なお、過充電状態を維持する上で注目したいのが「過充電状態では充電を獲得できません」という一文。
これがあるため、過充電状態が切れたらもう一度0から充電を貯め直さなければいけません。
…と言いたいところなのですが、このルールを打ち破るのがS3宝(殲滅のコード)です。
「S3宝を装備した状態でのS3による攻撃ヒットは、過充電状態でも充電を獲得する」のです。
これについては後ほどS3で解説したいと思います。
〜S1:破壊光線〜 CT11秒/MP2「レーザー、発射!」
一直線上の敵を攻撃して 魔法ダメージを与え、被魔法ダメージ量を 25%増加させます。過充電状態で使用すると、魔法追加ダメージを与え、被魔法ダメージ量を 25%増加させます。
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素の状態で25%、過充電状態なら合計50%、更に超越でS1光を取れば合計75%の魔法ダメージUP状態を敵に付与する、破格のスキルです。
効果継続は10秒となっていますが、過充電状態ならCT減少するためほぼ常時維持可能です。
被ダメUP状態の敵には下記のような破壊された盾のアイコンが表示されます。
「アネットは1人で魔法ダメージ100%UPを持っている」と言われますが、実は100%のうち75%はこのS1に集中しているんですね。
しかし、あまり知られていない弱点が1つあります。
それは「一直線上の敵を攻撃」するという特性上、敵全体には当たるわけではないという事です。敵の並び方次第では1体にしか当たっていないという場面もザラにあります。
参考例:挑戦の塔74F攻略メモ(基本的にボスにしかS1が当たっていない)
WB1など敵が単体で登場するステージならそれで問題ないのですが、敵が同時に複数登場し、それが左右に広がっている場合はS1が当たらない敵がどうしても出てきてしまいます。
(一度よく注意して観察してみてください。散らばっている雑魚には前述の盾破壊アイコンが出ていない事があるはずです。)
よく魔法パーティでアネットとクリシャを比較して「アネットは100%AMPだしクリシャは100%より低いんだからアネットの方が上」…と思い込んでいる方がいらっしゃるのですが、範囲型AMPであるクリシャと、単体寄りAMP(完全な単体ではない)であるアネットではそもそも起用するべきシチュエーションが異なってきます。
〜S2:応急処置〜 CT17秒/MP2「はぁぁぁ!魔法の光を!」
味方全員からデバフを取り除き、10秒間 HPを回復させ、状態異常耐性を250増加させます。過充電状態で使用すると、味方全員のクリティカルヒット率が 250 増加し、すべての状態異常を無効化します。
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「状態異常無効」という非常に強力な効果を持つスキル。これを持っているため、物理パーティでもアネットを入れざるを得ない事はよくあります。
状態異常無効の時は、味方に下記のアイコンが表示されます。
「アネットを使うなら過充電の常時維持が重要」とよく言われますが、厳密には過充電を常時維持させるのではなく「状態異常無効&クリティカル率UP」を常時維持させる事が求められています。
(過充電自体の常時維持は、敵の数が多くなければ不可能です。敵が単体なのに過充電を常時維持しろ…というのはアネットの性能を理解できていない人しか言わないセリフです。)
物理パーティならS2光でCT3秒短縮を入れる事が多いと思われます。
なお、自身を含んだ「デバフを取り除く」効果が付いているスキルであるため、MPさえ貯まっていればアネット自身がCCを受けて気絶していてもこのスキルを使用する事が可能です。
〜S3:撲滅命令〜CT25秒/MP3「コードキャスト準備!」
ランダムな対象とその周辺に、エネルギー球体を爆発させて魔法ダメージを与えます。過充電状態で使用すると、球体が爆発するとき、5秒間 魔法ダメージを与えて、気絶させます。
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まず重要な事を書きます。S3は「最大9回ヒットの小範囲攻撃」です。(重要なのに書いてくれている攻略サイトが少ない)
後述する専用宝物の都合上、過充電状態を長く維持する上で最も重要なスキルとなります。
S3闇の超越特性を取得することで敵の被魔法ダメージ25%UP状態も付与することができます。
S1は直線上の敵にのみヒットしますが、S3はある程度の効果範囲を持つスキルとなっており、複数の敵にヒットさせやすいでしょう。
(なお2019年1月現在、S3がヒットした敵にはなぜか一瞬しかアイコンが表示されませんがアイコンが消えても効果は有効です。)
とはいえ敵全体が対象になっているわけではなく、S1と同様にやはり敵全体に被魔法ダメージUPのデバフを付与できるわけではありません。
敵全体に対してのダメージUPが必須な場合、別のキャラを起用する必要があります。
このスキルに関しては宝物を持たせての運用が前提となるため、宝物の内容を解説していきます。
〜S3宝:殲滅のコード〜
ダメージ量が20%〜50%増加し、攻撃時、追加で充電2スタックを獲得します。追加で獲得する充電は、過充電状態でも獲得できます。
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S3で敵へ与えるダメージ量が増加するとともに、「S3での」攻撃時に追加で充電スタックを獲得するという内容になっています。
宝物の仕様上当然ではありますが、S3宝を持っていてもS1やS2での攻撃は「追加充電」を獲得できないので注意が必要です。
(宝物を凸っても増えるのはアネット自身によるS3ダメージ量だけとなっており、本記事執筆時点において宝物凸の優先度は低いと言えます。)
注目したいのは宝物の凸数に影響しない充電スタックの獲得です。
これは「ヒット数」に応じて追加スタックの獲得数が変わるため、基本的に多くの敵にヒットすればするほど追加スタックが多くなります。
先程書いた通りアネットのS3は9ヒット/体の多段ヒット攻撃であり、攻撃が全て命中するならば巻き込んだ敵1体あたり18の充電を獲得する事ができます。
つまり敵が3体以上密集したところにS3を一回打ち込むだけで50以上スタックが貯まる計算となり、過充電状態で2回使用すればS3だけで再度スタック100まで貯める事も視野に入ります。
逆に敵が1体しかいない場面では2回使用しても再充電には至らないため、「過充電状態」自体を常時維持する事は不可能です。
この仕様について誤解して「過充電状態維持」と「S2効果の常時維持」を混同している方は多いようです。
【アネット操作のポイント】
S3宝物を持っている前提でアネットの操作のポイントをまとめると下記のようになります。
(魔法パーティと物理パーティで動きが変わってくるという事もあり、攻撃速度や武器凸数によっても変わるため絶対的な正解はありません。)
・「過充電状態の終了まで残り10秒以上」の時はなるべくS3を積極的に使い、追加充電を貯めておく(すると過充電状態が切れた時に素早く戻ることができます)
・過充電状態が切れそうな時は適宜スキル使用(S1/S3)を温存し、過充電状態が切れたらすぐに再充電できるように準備する
・過充電状態が切れた時にも状態異常無効は維持できるよう、過充電状態が終わる前にS2を使っておく。(S2の効果が切れる前に再度過充電状態になれるように調整する)
特に注目するべきなのは下記のアイコンです。
過充電状態になると上記のアイコンがアネットに表示され、15秒かけてアイコンが徐々に消えていきます。(S4闇取得時は18秒)
このアイコンが付いているかどうか、効果時間があとどの程度残っているかを見極めながらスキルの使用タイミングを決めることになります。
戦闘開始時の初手はS3から入る事が多いでしょう。S3→S1の使用でほぼ充電が100まで貯まるため、すぐに過充電状態になってS2を使うことですぐに状態異常無効になることが可能です。
S3を最初に使うことで過充電状態でのS3から追加充電を得やすくなります。
【アネットの弱点】
・バフ無効に弱い
過充電状態は解除不可ですが、S2に関しては過充電状態で使っても通常状態で使っても解除できてしまいます。
S2のHPも「徐々にHPが回復する」というバフ扱いであるため、バフ無効のステージでは味方のHPを回復させることもできません。
・素の耐久力は高くない
メカニック全体の課題ではありますが、素のステータスは耐久向きではありません。
アネットは戦闘時の立ち位置が中央であるため範囲攻撃に巻き込まれるリスクも高く、初心者の出すアネットはすぐに死亡して役立たずになりがちです。
アネット本人の火力はそこまで優先されるものではないため、「攻撃速度と耐久力」を両立させるビルドが基本的にはオススメです。 死んでしまっては有用なバフを味方に付与することもできなくなるので、とにかく「真っ先に死なない事」をまず優先に考えましょう。
耐久が不要な場面もあるかもしれませんが、ネックレスや腕輪などを付け替えて最低限の耐久力は確保できるようにしておきましょう。
(耐久が不要な時があるならその時だけイヤリングに変えれば済む話です。)
遺物に関しても、例えば魔法攻撃が強い場所なら「夫人の銅鏡」を持たせるなどして補強するのが良いでしょう。
【オススメ超越特性】
必須枠:S4闇(過充電継続時間延長)、T5闇(過充電時の味方攻撃速度UP)
魔法パ必須枠:S1光、S3闇(それぞれ魔法ダメージ25%UP)
高難易度必須枠:特性火薬弾(敵の攻撃力・クリ率ダウン)
物理パ推奨枠:S2光(CT短縮=回復頻度UP)
余裕があれば取りたい枠:火力増強(味方全体のクリダメージ量30%UP)
アネットは重要な超越特性が多く、超越1特性(HP、防御、攻撃力など)を取る余裕は無いと言っても過言ではありません。その分、本人の耐久や火力が求められる場面では装備でカバーする必要があります。
「TP」を使用して超越ポイントに余裕を持たせておくのも良いでしょう。
ただしパーティに他にメカニックのサポーターがいる場合(オディ、クリシャなど)特性火薬弾や火力増強などの特性はそれらのメカニックと分担して取ることも考えられます。
一般的にアネットは手動必須となるキャラクターですが、WBなどでどうしてもオート操作にしなくてはならない時もあり、その場合にS2光でS2のCTを短縮しておき、特性火薬弾は別のメカニックに取らせるという事が考えられます。
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