【アルテミア】(魔法・ウィザード)性能評価・解説
推奨ディーラーパックの中でもおそらくもっとも取得率が高く、育成しているユーザーの数もトップクラスに多いと思われるアルテミアの解説記事です。
※ソウルウェポン効果について解説を追加しました
【アルテミアの強みと弱み】
〜強み〜
・範囲攻撃はもちろん、単体でもそこそこの火力が出せてしまう万能DD。
ストーリー、ドラゴンレイド、地下迷宮や塔など幅広く割とどこにでも連れていける。
・S4「光の祝福」10スタック時に「英雄以外に与えるダメージ70%増、被ダメージ30%減」となり強力
(与えるダメージはS4宝物、被ダメージ減少はS4闇超越特性で更に強化可能)
・専用武器バリアやS4の被ダメ減少、敵攻撃力ダウンなどのおかげで耐久力は折り紙付き。そのぶん攻撃系ステータスに偏っても支障が少ない。
(特に、後衛に魔法攻撃しか飛んでこない場面では倒れにくい。魔法攻撃しか撃ってこない格下の敵が相手なら、単騎プレイも余裕。)
・連発はできないがCCも十分に持つ
・常時維持ではないものの、専用武器効果により状態異常にも強い。
・オートで放置しておいても大体のコンテンツでは本領を発揮できる。
〜弱み〜
・「全体」範囲攻撃が実はS3だけであり、敵の配置状況によっては効率よくダメージを与えることができない。
(例えばWB3のクリスタルなどはS1でもヒットしますが、ヴェルカザールなどでは一部の棺にしかS1がヒットしません。)
・S3のCT短縮条件が「敵を倒すこと」なので、S3使用で敵が一気に複数倒れてくれなかった場合、再使用までに時間がかかってしまう。(そもそも連打することはあまり想定されていない)
・防御無視スキルや防御貫通などの特性を自前では持たない(超越2特性で防御貫通を取らせるのはアリ)
敵の防御が高い場合、ジェーンなどの魔法防御ダウン(≠魔法ダメージUP)できる味方を入れて対応しましょう。
・初心者から見ると、若干MPのコストが重い。
・強力なS4の与ダメUP、被ダメ減少が英雄に対しては無効となっている。(これはPVPだけの問題ではなく、イベントクエストや塔で英雄が出てきた場合にも恩恵が無い)
・バフ無効ステージにおいてはS4のスタックが貯まらないため事実上の死にスキルとなる。
【スキル紹介】
〜スキル倍率〜(概算)
スキル1 → (4.710x攻撃力 +202318) スキルの書強化で50%UP
スキル2 → (4.313x攻撃力 +206973)スキルの書強化で50%UP
スキル3 → (6.540x攻撃力 +314233)スキルの書強化で50%UP
スキル4 → (0.508×攻撃力 +26550)スキルの書強化で50%UP
↑上記スキル倍率は、スキル書での強化ダメージと超越特性での強化ダメージを含まない数値となります。
〜S1:光の柱〜 「天の光を受けよ!」
効果:対象の敵に、光の柱を落とし、3秒間にかけて (4.710x攻撃力 +202318) の魔法ダメージを与え、10秒間攻撃力を 20%減少させます。
狭い範囲ではありますが、対象の敵を中心として周囲も攻撃できます。
3秒間に分散して多段ヒットするため瞬間ダメージ量ではS2やS3に劣るものの、短いCT(7秒)で安定したダメージを与えられる使い勝手の良いスキルとなっています。
またCT7秒に対して10秒間の攻撃力ダウンのデバフも付いており、アルテミアがいれば事実上常に対象となる敵の攻撃力を20%ダウンしたままにしておく事が可能です。
アルテミア本人の耐久力の高さを更に強化してくれるスキルでもあります。
メインDDとして起用するならS1光で威力40%UP、CC役などサポートとして起用するならS1闇で敵を気絶させていく運用が可能です。
S1宝物「女王の品格」を装備すれば敵に魔法ダメージ10%(0凸)〜25%UP(5凸)も付与することができ、MP消費量も1となるため更に使い勝手の良いスキルとなります。
アルテミアスキル範囲チェック用 pic.twitter.com/k8zmAZZx2u
— サカナン@キンスレ/キングスレイド٩( ‘ω’ )و (@Kingsraid_neo) 2019年2月19日
〜S2:致命的な光〜「道を切り開け!」
直線範囲内の敵を攻撃するスキルです。
ただし横幅はそこまで無いため、敵が横に並んでいる場合は実質単体攻撃となってしまうので注意が必要です。
S2闇を取得することで、S4の「光の祝福」スタックが10スタック以上の時に限りCT7で再使用可能となります。
S4のスタックが解除されない限りは、一度10スタックになれば常にCT7のままという事になりますが、CT減少の恩恵を受けるためには十分なMP供給が必要となるのが注意すべき点です。(CTだけ短縮されてもMP不足で撃つのが遅れていたら意味がない)
※「クリティカルダメージが100%高く適用」について
スキル本体の特性で「クリティカルダメージが100%高く適用」という物があります。
これはどういう事かというと、例えばステータス画面でのアルテミアのクリティカルダメージopが150%だったとすると、このスキルを撃った時だけクリティカルダメージ量UPが250%になるということです。
「クリティカルが出なかった時」のダメージを100万だと仮定すると、
100万×(2+1.5+1.0)=450万のダメージが出るという計算ですね。
この特性は、育成初期でクリティカルダメージopを十分に積んでいない時は非常に恩恵の大きいものになります。
例えば先程の例でクリティカルダメージopを全く積んでいなかった場合は、
100万×(2+1.0)=300万
となり、もしS2にクリティカルダメージ補正がなかった場合、
100万×2=200万
なので、クリティカルダメージ補正の有無で1.5倍くらいダメージ量が変わってきます。
このため、育成不十分な段階では「アルテミアはS2の威力がすごい!」という感想を持つ方が多いようです。
しかし育成が進み、クリティカルダメージopを200〜300%程度積めるようになってくると「そこまで恩恵ないのでは…?」と感じるようになってくるでしょう。
参考までに自前のクリティカルダメージopが300%だったとすると、スキルでの100%補正の有無が最終ダメージに与える影響は2割程度となります。
もちろん無いよりはありがたい効果なのですが、後述するS4の与ダメージUPなどに比べると、やや地味な効果だと言えるでしょう。
クリティカルダメージではなくスキルダメージ自体に補正がかかるような他の英雄のスキルに比べると、やや見劣り感があります。
〜S3:光の審判〜「降り注ぐ…光の流星よ!」
アルテミアの象徴とも言える必殺技。敵全体を高火力で攻撃し、5秒間気絶させます。
(実際には、多段ヒットであるためファイアドラゴンなどは一撃でダウンします)
範囲DDとして認知されるアルテミアですが、実は「全体」を攻撃できるスキルはこのスキルしかありません。
(S1は範囲攻撃ですが全体を攻撃できるわけではなく、S2は直線範囲内のみ)
MP消費量が5になりますが、「S3闇」の超越特性で威力も100%上昇させられるため、メインDDとして運用するなら是非選択しておきたいところです。
(PVPにおいても、アルテミアのS3一発で形成逆転する場面は多いです。)
「S3光」を取ればMP消費4のままCT短縮されるのでCC役として使うならこちらもアリですが、CC役として使うなら他に適任者も多いので、アルテミアを起用する意味は薄れるかもしれません。
S3宝を装備していれば、敵を倒すことによりMP回復も行われるため素早く次のスキルを使用する事も可能。威力も上昇するため、全体への攻撃を重視するならS3宝物をもたせると良いでしょう。
〜S4:光の祝福〜
攻撃時、50%の確率で対象の敵とその周辺に (0.508×攻撃力 +26550) の魔法ダメージを与え、自分に光の祝福を1スタック付与します。光の祝福は最大10スタックまで重複され、1スタックあたり、自分の攻撃力が ??? 、英雄でない敵に与えるダメージ量が 7%増加し、英雄でない敵からの被ダメージ量が 3%減少します。
「攻撃時」に発動するとありますが、これは通常攻撃だけではなく「スキルでの攻撃」も対象となります。
スタックを貯めるためのスキルという認知をされていますが、S4によるダメージ自体もそれなりのダメージソースとなります。
S4のスキル倍率が約0.5、スキルの書で1.5倍なので実質0.75なので
「攻撃時に50%の確率で攻撃力の約75%の追加ダメージを与える(※小範囲攻撃)」
というスキルであると言えます。発動確率は超越特性で60%に引き上げる事も可能です。
アルテミアのS1、S3は多段ヒットであり、特にS1を撃った時に勢いよく発動してくれるパッシブスキルとなっています。
特に戦闘開始時など、素早く「光の祝福」スタックを貯めたいのであれば初手S1から入るのがオススメです。
通常攻撃だけで貯めようとすると10スタックまで20秒前後かかってしまいますが、S1を併用すれば10秒もかからず10スタックに到達することが可能です。
発動していると、スタック形式のアイコンが下記のように表示されます。
10スタックまで行けば、英雄ではない敵への与ダメージが70%も増え、30%も被ダメ減少するという事で非常に強力なスキルになっています。攻撃速度をある程度積んでおけば、10スタック貯まるのもそんなに時間はかかりません。
なお、「バフ解除」で消えてしまうので注意が必要です。バフ無効のステージでも消えます。
※S4闇の超越特性について
S4闇の超越特性を取ることでスタック重複数が最大12個に変更となりますが、注意すべき点として「英雄でない敵に与えるダメージ量が 7%増加し、英雄でない敵からの被ダメージ量が 3%減少」の部分は10スタックまでで上昇が止まってしまうようです。
11スタック、12スタック目では攻撃力のみが上がるという事ですね。
(検証したところ、11スタック以降は明らかにダメージの上昇量も低くなっています。)
これについては以前から不具合ではないかと噂されていたのですが、運営に問い合わせして「仕様だ」と回答されたユーザーさんがいらっしゃる模様です。
参考:PLUG : King’s Raid Official Cafe-jp : official community
現時点ではS4闇を取る意味はほぼ無いと言えます。
S4闇の効果が変更され、アルテミアが「英雄以外の敵」から受ける被ダメージをさらに減らすという内容に変更されました。
1スタックあたり元々は3%の被ダメージ減少だったのが、S4闇使用時は4%の被ダメージ減少となります。
つまり10スタックで40%の被ダメージ減少となります。
高難易度コンテンツでアルテミアの耐久力が足りない場合に是非使いたい特性となります。
【専用宝物の評価】
2019年2月にS4宝物が実装されましたが、アルテミアの専用宝物の中では最も火力貢献度が高いと思われます。
「英雄以外へのダメージ」が伸びるため全ての攻撃が強化され、さらにS4発動時の追加ダメージも強化されるため特に多段ヒットのS1を撃った時のダメージが目に見えて上昇します。
S3宝物は、S3闇を取得しているなら実はそこまで火力上昇につながらず、どちらかというと敵を倒した時のMP回復を目当てに使用します。ドラレなどの周回で雑魚殲滅速度を重視するならこちらも使用する事はあるでしょう。
S1宝物は、スキルダメージ上昇効果はなく、代わりに被魔法ダメージUPが若干付いています。ただし0凸で10%と微量であり、味方が多いコンテンツでは誤差のようなものです。
どちらかというと消費MP1になる効果の方が恩恵が大きいでしょう。
MP供給が足りない場合には有用です。
【専用武器】鮮やかなる賛美 ブラウシオ
15秒ごとに、10秒間、自分の攻撃力の200%〜500%のダメージを防ぐシールドを展開し、自分の攻撃力を20%〜50%増加させます。シールドが持続される間、すべての状態異常を無効化します。(〜の部分は武器凸数により変動します。)
専用武器の効果が発動している時は、アルテミアにこのアイコンが表示されます。
仮に武器が5凸でステータス画面に表示されているアルテミアの攻撃力が40万であったとしたら、この効果の発動中はアルテミアに+20万の攻撃力バフがかかる事になります。
【オススメ遺物】
〜地獄の火のグレートソード〜
防御無視や防御貫通系のスキルを持たないアルテミアにとって非常に恩恵の高い遺物です。
アルテミアを起用する場面は敵の出現数も大体多いため、敵1体の時にしか発動しない「大地の祝福」などよりも相性が良いでしょう。
また専用武器の高倍率攻撃バフを活かすためには、「攻撃力UP遺物を持たせて防御貫通opを持たせる」よりも「防御貫通系遺物を持たせて攻撃力opを持たせる」方が恩恵が高いという事になります。
回復力ダウンのデメリットに関しては、「吸血」opをどこか一箇所だけでも付けておけばほとんど気にならないレベルになります。
(メイ、ラブリルなど防御貫通バフを持っているキャラもいるため、防御貫通が過剰になっていたら他の遺物を選択する事も視野に入ります。)
不思議な獣人事典
WB3でアルテミアを起用する場合のオススメ遺物の1つ。
最終ダメージに乗算で敵に与えるダメージが大きくなるため、アルテミアのステータスによっては地獄の火のグレートソードよりも高いダメージを出すことができ、更にアルテミアの被ダメージも減らすことができます。
(時間制限が200秒となっており、バフ解除で効果が消えてしまう点には注意)
狂化の書
MP減少のデメリットがあるものの、獣人事典より更に高い割合でダメージ上昇させることができ、時間制限もありません。
5分以上戦うことになるWB1やギルド討伐戦などでアルテミアを使用したい場合には有力な遺物となります。
【ソウルウェポン】
アタッカーである以上、ソウルウェポンは入手推奨となります。
しかしソウルウェポンのスキル自体はそこまで火力UPにはならず、(あくまで火力が目的なら)オマケ程度という内容になっています。
未昇格時点では味方の攻撃力・防御力をそれぞれ40%増加させるというもので、攻撃力バフがインフレしている中での影響はそこまで大きくないと言えます。
特にWB(8人編成)などであればすでに300%以上の攻撃力バフがかかっている状態も珍しくありません。その場合、実際のダメージ量の変化は1割にも満たないはずです。
「1割も伸びるなら十分良いではないか」と思われるかもしれませんが、ソウルウェポン発動させる瞬間はアルテミアが攻撃の手を止めてしまうのが問題です。
下手なタイミングで使うと思ったほどダメージが伸びなかったというパターンもあります。
一方で、味方全体の耐久力を上げるという目的ではなかなか有用です。
防御バフは攻撃バフに比べてそこまで高倍率ではない事が多く、その中で40%はなかなか高い数値です。
更に1昇格で「味方全体の被ダメージ減少30%」も追加されます。
シアのS1(スタックなし)の被ダメージ減少が35%なので、それと大体同程度の効果と言えます。
シアを使ったことがある方ならこの効果がなかなか強い事はお分かりいただけるのではないでしょうか。
相手によっては、火力UP目的ではなく敵の強い攻撃が来るタイミングに合わせて仕様するという運用も考えられます。
また2昇格では味方全体のデバフ解除、敵全体のバフ解除が追加されます。
2昇格はかなりのハードルですが、バリアを使ってくるような敵を相手にする時などなかなか重宝するはずです。
〜ソウルウェポンスキル発動条件〜
発動条件は、「攻撃ヒット回数150回」となっており、敵が1体しかいない場合はなかなか発動させる事ができません。
攻撃ヒット回数の多いS1を上手く複数の敵に当てることが発動の鍵となります。
一度スキル使用した後は一旦クールタイムに入り、クールタイムが終わってからまた150回ヒットで再使用が可能になります。
(クールタイムの時に150回攻撃ヒットしていても、即再使用はできません。)
少しでも速くSWスキルを再使用したい場合、クールタイムが0になる瞬間にS1を使えるようにスキル温存しておくのがオススメです。
【参考資料:2018年7月のアルテミアの強化内容】
PLUG : King’s Raid Official Cafe-jp : official community
この調整が入る前のアルテミアは結構叩かれていましたね…(´・ω・`)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません