【英雄性能解説】ミリアンヌ(アサシン・魔法)評価
ゲームスタート後のログインボーナスで全員が獲得できるキャラ、ミリアンヌについての解説記事です。
日本リリース時は星5キャラとして配布されていましたが、現在では星3スタートで配布中。(最終的に超越5まで育成できるのは変わりません)
その代わり専用武器もログインで手に入るように変更されています。
【ミリアンヌの強み】
・敵を一体ずつ倒していく単体攻撃が得意
・非英雄に対する防御無視攻撃が可能(スキル3)
・アサシンの中で希少な「遠距離攻撃」主体のアタッカーであり、前衛への攻撃に巻き込まれるリスクが低い
・超越特性の選び方によっては敵バフ解除を伴う攻撃が可能
・固定値攻撃バフを自前で持っており、武器が低凸の時でも活躍が可能
【ミリアンヌの弱み】
・範囲攻撃は苦手であり、一度に多数の敵を処理することができない
・魔法ダメージUPなどのAMPを持たず、基本的にメインDDでの採用が前提になる
(そして長期戦のメインDDとしては他に火力の高いキャラがいるため、PvEのエンドコンテンツでは編成から外れる事が多い)
【総評&コメント(2019年6月時点)】
2018年の日本リリース時に配布キャラとなっていた事もあり、日本では育成しているプレイヤーも多い英雄です。
筆者自身、ゲーム開始〜8章途中頃まではメインDDとして使用していました。
現在のミリアンヌは、PVPやチャレンジレイドなどで活躍するDDという評価が強くなっています。
(日本リリース後〜年末あたりはむしろPVP向きではないと言われていたため完全に評価が逆転しています)
PVEにおいては、日本リリース直後に比べるとDDのラインナップも増え、WB(ワールドボス)やギルド討伐戦でミリアンヌを起用するプレイヤーは減少しています。
2019年1月にバランス調整が行われましたが、内容としては「固定値攻撃バフの数値増加」「魔法ガード率デバフの増加」「防御無視のS3追加ダメージの増加」というものでした。
この結果、より「初心者が使いやすいキャラ」「PVPで相手のガードを突き崩して攻撃できるキャラ」という方向性が強くなりました。
【専用武器】
・専用武器: 終わりなき加速 リベンティーナ
自分の攻撃速度が200〜500増加します。また、標的状態の敵を攻撃すると攻撃力に比例した魔法追加ダメージ200〜500%を与えます。追加ダメージ効果は、2秒につき1回のみ発動します。
→「標的状態の敵への攻撃」がトリガーになって追加ダメージを与えられるので、S1を使って常に標的が存在する状態を維持する必要があります。(実際にはあまり意識して使う事はありません)
難点としては「2秒に1回」という縛りが存在している事です。
攻撃速度の増加は常時で、戦闘開始時から効果があるため初速が求められるPVP、タイムアタック系のチャレンジレイドなどで有り難い効果になっています。
またゲームスタート直後はサポーターも育っておらず攻撃速度のバフも不足しがちなので、それを自分の武器でカバーできる点は初心者利用の観点から優秀です。
【スキル&超越特性紹介】
○スキル1:標的発見
最も魔法防御力が低い敵を3回攻撃し、合計『3.444×攻撃力+115072』の魔法ダメージを与え、1秒間気絶させます。また、対象が標的状態の場合、 『0.689×攻撃+63855』の魔法追加ダメージを与えます。最後のヒットで、10秒間、敵は標的状態になります。標的状態は解除不可能で、対象の魔法ガード率を500減少させます。
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MP1/CT6秒
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S1を使うと標的状態の敵ができ、それがパッシブのS4の発動条件となります。
(標的状態は10秒間維持され、S1のCTは6秒なので常に標的を確保しておくことはそこまで難しくない)
MP消費も1と軽いので、初手は基本的にS1から使うことが多いです。
敵1体の時のみになりますが、超越特性によりダメージ量を100%増加させることができます。
またS1は「魔法防御が低い敵を狙う」、S3は「標的状態の敵がいなければHP状況が良くない敵を狙う」という特徴があり、これを利用してどの敵を攻撃するか調整するという戦法もあります。(敢えてS1を打たず最初にS3を打つなど)
〜魔法ガード・魔法クリ耐性ダウン効果〜
「標的状態」のスキル効果については、「魔法ガード率」を減少させるのであって、魔法防御力を減少させるわけではない点は注意。魔法ガード率を持っている敵についてはあまり情報が公開されていないのですが、ノーマルのフロストドラゴンなどは魔法ガード率を持っている事が明記されています。またウィザードやプリーストなどの英雄が敵として出てくる場合、魔法ガード率を持っているようです。
一番効果が発揮できるのはPVPであり、S1でガード率を下げてからS3を叩き込んだり、他の魔法DDの攻撃がガードされないよう補助する事ができます。
また、S1宝物を装備した場合は魔法クリティカル耐性もダウンさせる事ができます。
WB3のザナドゥスでラブリルがいない魔法パーティではクリ耐性ダウン役として起用したり、PVPで敵を脆くする役割で起用するのも良いでしょう。
〜超越特性〜
S1光:敵が1体の時、ダメージ量が100%増加します。
S1闇:気絶時間が1秒増加します。
S1宝物:努力の証 [標的発見]ダメージが20%〜50%増加し、10秒間、対象の魔法クリティカル耐性が500減少します。
ミリアンヌのS1は、スキルの書特性2〜4で元々50%威力UPしているため、「ダメージ量100%UP」を選択すると150%→250%のスキルダメージになるため、S1光の有無で約67%のダメージ量変化となります。S1は使用頻度も高いスキルなので、取っておくと目に見えてDPSが変化します。
S1闇は気絶時間が1秒増加して合計2秒となります。CT6秒ごとに2秒ということで高頻度に敵対象を足止めすることが可能になります。
S1宝物は前述の通り敵の魔法クリ耐性をダウンさせる効果があり、常時維持も可能であるためPVPなどで有効です。
ダメージ量UPはS1光の100%UPと同じ枠に加算であるため敵1体でS1光が有効になっている時はそこまで恩恵がありませんが、敵が複数いる場合にはS1光が使えないため相対的に恩恵が高くなります。
○スキル2:牽制と保護
対象の敵と周辺範囲内の敵に 『3.572×攻撃力+119921』 の魔法ダメージを与え、2秒間、気絶状態にさせます。以降、自分以外の最も物理防御力の低い味方へ移動し、自分と対象に、10秒間、『3.016×攻撃力 +101377』のダメージを吸収するシールドを展開します。味方がいない場合、シールド効果は発動されません。また、シールド持続中はすべての状態異常を無効化します。
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MP3/CT12秒
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ミリアンヌが持つ中で唯一の範囲攻撃です。ただしそこまで広範囲ではなく、複数敵にヒットさせるにはある程度敵のほうが密集してくれていないといけません。
CCとして活用することもでき、自身+味方1名のバリアを展開することで防御面でも恩恵があります。
また注目したいのは、S3の「暗殺」で敵を倒した時に自動的にS2がノーコストで使用されるという事です。
T5闇の効果を含め、「敵を倒す」事で追加スキルを発動させたり、CT短縮したりMP回復しながら戦える事がミリアンヌの強みの1つと言えます。
逆に言うと、「常に敵1体しかいない」ステージではこの特性を活かすことができないとも考えられます。
バリアの強度は類似する他のバリア系スキルと比較すると控えめですが、仮に攻撃力50万の時に使用すれば大体160万×1.5(スキルの書特性が+50%なので)程度のダメージまでは吸収してくれる事になります。
〜超越特性〜
S2光:使用中、すべての状態異常を無効化します。
S2闇:気絶時間が2秒増加します。
S2闇を取ると、気絶時間が長くなり合計4秒間敵を足止めすることが可能です。
元々シールド効果を持つスキルであり、シールド展開中は状態異常無効なのですが、S2光を取ることでスキル発動〜シールド展開までの間も状態異常無効状態が付与されます。
・専用宝物: 瞬間移動の双指輪(S2宝物)[牽制と保護]を強化
MP消費量が1減少し、クリティカル時、MPを160〜400回復します。
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ミリアンヌのスキルの中でS2は消費MPが相対的に多いのですが、その消費MPを減らしてくれる宝物です。またクリティカル発生を条件にMP回復も行います。
他の宝物に比べると利用される事は少ないようです。
○スキル3:暗殺
HP状況が最も良くない敵へ移動し、『5.703×攻撃力+191581』の魔法ダメージを与え、最も遠くにいる味方の元へ戻ります。対象が英雄でない場合、『8.554×攻撃力+287274』の防御無視魔法追加ダメージを与えます。このスキルで対象を倒すと、「牽制と保護」スキルを使用します。
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MP2/CT14秒
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ミリアンヌのメインスキルで、相手が英雄以外であれば追加の魔法ダメージを与えることが可能です。
この追加ダメージは防御無視攻撃となっており、防御力の高い敵に対しても高いダメージを与えることが可能です。
基礎ダメージよりも防御無視ダメージの方がスキル倍率が高くなっており、むしろこちらがメインと言えます。
ただし最近はPVEでも英雄属性の敵(黒騎士など)が出てくる事が多く、その場合はこの防御無視攻撃ができないため注意が必要です。
〜超越特性〜
S3光:対象からバフを取り除き、1秒間気絶させます。
S3闇:ダメージ量が40%増加します。
S3闇はS1光と比較して控えめのダメージ増加量となっていますが、元々が高火力であることに加えて敵が複数場にいる時でも有効なので普段はS3闇を使うのが一般的です。
一方でPVPにおいては、対象のバフを取り除くS3光が強力です。この特性があるため、防御無視攻撃が無効となるPVPでもS3はミリアンヌにとって非常に重要なスキルとなっています。
・専用宝物: 魔法の粉(電撃)(S3宝物)[暗殺]を強化
ダメージ量50%が増加し、クリティカルヒット時、自分の攻撃力10%〜25%を増加します。
→ダメージ量というのは、あくまでS3を使った時のダメージだけなので、他のスキルには影響しません。「自分の攻撃力UP」は他のスキルにも影響します。
宝凸状況に関係なくスキルダメージを50%増やすことができ、非常に恩恵が高い宝物です。
宝物を凸することで攻撃力の増加量が上昇しますが、そこまで宝凸依存度は大きくないと言って良いでしょう。
スキル4:標的射殺
標的状態の敵がいる時、攻撃力が『79031』増加し、すべての使用スキルが標的状態の敵を優先的に攻撃するようになります。標的状態の敵が倒れると、10秒間、最も魔法防御力が低い他の敵を標的状態にします。
ミリアンヌが普通に戦っていれば常に標的状態の敵は存在するため、攻撃力UP効果も事実上の常時発動となります。
スキルの書特性で1.5倍になるため、Lv90時点で約12万の自己バフとなります。
武器凸状況に依存せず同じ量の攻撃力UPとなるため、特に武器が低凸の時には高い恩恵を感じられるでしょう。
(逆に、武器を高凸した時にはだんだんと恩恵が薄くなっていきます。)
〜超越特性〜
S4光:標的状態の敵がいる時、クリティカル率が400増加します。
S4闇:標的状態の敵がいる時、被ダメージ量が30%減少します。
S4の超越特性は非常に強力です。PVEならS4光を取って、装備opはそのぶん攻撃力やクリティカルダメージ量を多めにするのがオススメです。
S4闇はPVPで耐久力を重視する場合に有用です。
S4宝物:奇跡の誕生[標的射殺]攻撃力増加量が50%増加し、5秒ごとに標的状態の敵を1秒〜2.5秒間、気絶させます。
専用宝物は、攻撃力の上昇値を更に上昇させ、標的状態の敵を気絶させる効果を持っています。
この効果は武器低凸の場合に恩恵が大きく、CCとしても強力です。
スキルの書の特性と合算して、約16万の攻撃力バフとなります。
宝5凸になると標的を5秒のうち2.5秒気絶させていることになり、S1やS2、S3光などを併用すると標的はまともに動くことができなくなる事も考えられます。
【超越特性:ミリアンヌの闇】
T5闇: 敵を倒すと、自分のすべての使用スキルクールタイムが50%減少され、MPを1マス回復します。
「倒すことができる敵」が複数出てくるステージで力を発揮する超越特性。
ドラゴンレイドや章の戦闘ステージ、アサシンの地下迷宮などでミリアンヌを起用する場合にこれを使用するとスキルを連発することができる。
注意点としては、ミリアンヌが敵にトドメを刺すことが重要であるため、ミリアンヌ以外にDDを入れるとトドメを取られてしまうのが多いという事が挙げられます。
【適性コンテンツ考察】
挑戦の塔:
フロアにより適性キャラは変わりますが、全体として短時間の戦闘になるコンテンツであり適性が高めとなっています。
特に68階のマンティコア、69階の火を吹く像(S3での裏回りを活用)などはミリアンヌを起用してのクリア報告が多いフロアとなっています。
挑戦の塔(Tower of challenge)68階マンティコア攻略報告/2凸ミリアンヌ使用
チャレンジレイド:
初速から火力が高いDDであるため、タイムアタック系のチャレンジレイドとは相性が良いと言えます。
代表的なのが、遠距離DD推奨となるガロウです。
ドラゴンレイド:
・アタッカーがミリアンヌだけでドラゴンレイドは厳しい。(雑魚処理係が欲しい)
・敵がボス1人になってからはミリアンヌの単体火力が有効なので、適性が無いわけではない。
ドラゴンレイドは雑魚の数も多いためそこまで相性は良くないものの、超越特性のいじり方によってはCC系スキルによるゲージ削りにも貢献します。
ブラックドラゴンにおいては雑魚のチビドラが無限湧きするため、範囲火力系アタッカーと組むのは必須でしょう。
ただし、相手が格下となる場合に限り「ミリアンヌのT5闇」を活用してスキルをハイスピードで再使用する戦法が使用可能です。
地下迷宮:
アサシンの地下迷宮は「敵を1体ずつ倒していく」という構造上、ミリアンヌのT5闇効果がうまく作用します。
ミリアンヌ必須とまでは行きませんが、適性DDの1人と言えるでしょう。
ワールドボス:
WB2は物理推奨となるため、ミリアンヌが使用できるワールドボスとしては、WB1(マウンテンフォートレス)とWB3(ザナドゥス)の2つになります。
WB3は敵3体にダメージを与える範囲攻撃が非常に重要であり、単体攻撃が主体となるミリアンヌにとっては相性は良くありません。
WB1は単体ボスですが、ミリアンヌの強みであるS3の防御無視攻撃がそこまで有利に働きません。
どちらのボスが相手でも最適性のDDの半分程度のダメージしか出すことができないため、現状ワールドボス対策のためにミリアンヌを育成するのはオススメはできません。
他の適性コンテンツで活躍させてあげましょう。
フィールドレイド:
「黒騎士」は英雄属性であるためミリアンヌのS3が本領発揮できず、適性とは言えません。
育成状況次第で周回は十分可能ですが、同程度の育成状況であれば他の単体DDを使用した方がラクにクリアできると思われます。
PVP:
「標的状態」の敵が存在するという条件を満たした上で被ダメージを減少させる超越特性が強力であり、耐久力の高いDDとして起用する事が可能です。
対英雄にはS3の追加ダメージは発生しませんが、超越特性でバフ解除を伴う攻撃が可能です。
S4の固定値攻撃バフや専用武器の攻撃速度UPもWBなども、パーティ人数が少なく初速が求められるPVPにおいて非常に有用です。
【オススメの超越特性】
1超越…攻撃力増加(攻撃力が30%増加)、モンスター狩り
PVEでDDとして運用する場合、この2つは基本的に必須です。PVPの場合はモンスター狩りが無意味であるため、クリティカル耐性やHP増加を代わりに選択します。
2超越…弱点攻撃(攻撃力が20%、防御貫通力が200増加)
※クリティカル率と迷うところだが、クリティカル率は武具オプションやルーンで補完するのが良い。
クリティカル率を目的とするなら、S4光の方が恩恵が大きい。
3超越…
メインアタッカーにするなら、暗殺【闇】(ダメージ量が40%増加)
次に汎用性の高さでは、牽制と保護【闇】(気絶時間が2秒増加)
S4光・闇は実質、常時発動できるためこれもオススメ。特にPVPでは被ダメージ減少が有効。
クリティカル率UPも40%なので装備op3箇所分を超える効果量となりお得。装備のクリティカル率を減らしてその代わりに攻撃力opなどを増やすのがオススメ。
あとはWB1に行く時など敵がボス1人だけなら
標的発見【光】(敵が1体のみの場合、ダメージ量が100%増加)
を付ける事で目に見えて火力が上がる。
ギルドレイドに出てくるグシャクなど、バフ解除が重要な敵に対しては
暗殺【光】(対象からバフを取り除き、1秒間気絶)に切り替えると良い。
1パターンに固めることは難しいので、ルビーを消費して2〜3ページ目も開放しておきたい。
5超越…
T5闇は「敵を倒すと、自分のすべての使用スキルクールタイムが50%減少され、MPを1マス回復」という効果。
言うまでもないが、敵がボス1体だけのステージでは無意味な効果となる。
PVPにおいても、敵を1体倒した時点で半分くらい勝負がついているため、そのタイミングでスキルCTが回復しても恩恵は薄い。
雑魚が大量にいるステージでは有用だが、雑魚が多いステージにミリアンヌを連れて行くべきかどうかは一考の余地がある。
以上を踏まえると、普段はT5闇を取らずにT5光だけ取っておいても差し支えはないと思われる。
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