【プリースト編】キンスレ最新Tier表(キャラ評価一覧)をレビュー【2019年2月版】
海外のキンスレユーザー有志が編集している、King’s Raid Tier Listの解説記事第2弾、今回はプリースト編です。
有志が作ったものなので絶対ではありませんが、数あるキンスレキャラ評価の中では割と納得感が高い部類に入る資料であり、日本でもユーザー作成するwikiではこのTier表の評価が掲載されていたりします。
キンスレに「最強キャラ」みたいなものはなく、安易にランキング化するのはどうかと思いますが、それでもコンテンツにより適性の高いキャラ、適性低いキャラは存在します。
最新のTier表の評価を紹介しつつ個人的な所感を書いてみたいと思います。
プリースト以外の評価記事はこちら。
https://kingsraid.scoutneo.com/entry/category/hero/
【ボードワン】
S3の全体無敵スキルが特徴となるプリースト。
超越特性により、無敵と同時に高倍率の攻撃バフを撒くことも可能です。
基本的にPVP向けキャラとして認識されていますが、バフ解除などでバリアを消せるという事からPVP評価もAまで下げられています。
とはいえ、バフ解除手段を持たない初心者にとっては脅威であり、バフ解除持ちであってもバリア解除のためにバフ解除スキルを使わなければいけないため、ボードワン以外に強力なバリアやバフ持ちと組ませる戦法はあるでしょう。
PVEでは一部特殊なクエストで無敵スキルが有効な事もありますが、回復力もなく普段遣いには起用しづらいと思われます。
【カサンドラ】
基本的にPVP向けヒーラーですが、最近はレオにその座を奪われつつあるようです。
(レオのPVP評価SSに対して、カサンドラは一段落ちる S評価となっています。)
味方のクリティカル率を大幅に上昇させる事が可能であり、クリティカル耐性を積んだパーティに対して有効。
またPDH(ポイズンドラゴンHARD)では敵がクリティカル率ダウンデバフを持ち、クリティカルを発生させる事で敵の被ダメージが上昇するというギミックがあるため推奨されています。
(とはいえ、クリティカル率を上げる方法は他にもあるのでカサンドラが必須ということでもありません。)
参考:【緑ドラHARD】ポイズンドラゴン・ジルキノス攻略メモ PD HARD(5段階)
【フレイ】
フレイはPVE全般、BD(黒ドラ)やIDH(青ドラHARD)などでS評価となっています。
黒ドラは正直もっと高く評価しても良いように思われますが、
後衛にも魔法属性の雷が飛んでくるため
雷での事故死や状態異常を防ぐためにフレイのバリアは非常に有用です。
ストーリーでは7章までならそこまで恩恵を感じませんが、
8章になると後衛を狙った攻撃が増えてくるためバリアの恩恵が高まってきます。
IDHにおいても、氷結の状態異常を防ぎながら味方の攻撃力も上げる事が可能です。
PVPやWB2ではバフ消しでバリアが消されてしまう都合上評価が低いようです。
起用する場合、バフ消しを前提とした運用を考える必要があるでしょう。
【ユノ】
GC2(ラクレール)、GC3(ヴェルカザール)にて最適のSS評価を得ています。
その他PVPやWB2でもS評価と、手堅く色んな場所で活躍するNPC英雄です。
「敵のバフ解除」「味方のデバフ解除」の両方を持ち、物理ダメージUPで味方の火力UPにも貢献することができます。
超越特性で味方全体のクリティカル率を必要に応じて大幅UPさせることができるのも強みです。
1月のアップデートで調整が入りましたが、一番影響があったのはPVP適性でしょう。
もちろんPVEにおいてもS1の「バフ解除不可」の超越特性がなくなったのは痛いのですが、
GC2、GC3においては実質影響はありません。
(具体的な言及は避けますが、GC2に影響が出る…と思っている方は運用方法が理解できていない可能性があります。)
ただしユノをヒーラーとして使う場合には1つ注意があり、S1がリジェネ型回復になっており大ダメージからの即時回復にはあまり向いていません。
S3使用時にも回復が可能ですが、S3宝がなければ味方全体にHP回復が適用されず、超越特性で回復量を上昇させておかなければ回復量も十分にならない可能性があります。
ユノのHP回復量をアテにするなら注意しておきましょう。
【カウラ】
回復もできますがバッファー兼CC役としても評価されています。
SS評価を得ているコンテンツはありませんが、PVEや一部のドラゴンレイド、そしてWB1、WB3ではS評価を受けています。
カウラの魅力としては専用武器や宝物がなくとも手堅くある程度のパフォーマンスができるという点にあるかと思われます。
特にS3のバフは攻撃力、攻撃速度、クリティカル率を一気に引き上げる効果であり、超越特性でCT短縮して懐中時計で補助すればほぼ常時発動も可能です。
WB1ではCCが有効であり、S2宝を取得していればマウンテンフォートレスのビームにタイミングを合わせてS2使用で大幅にダメージ軽減する事も可能です。
(回復時発動の被ダメ減50%+S2宝物のシールドは敵の攻撃タイミングがわかっていればかなり有用です。)
WB3においては、敵にクリティカル耐性300(30%)があるため、高倍率のクリティカルバフを持つS3が評価されているようです。
しかしいずれのパターンでもシアの武器を凸している場合はそちらが優先される傾向があり、最適パーティには入れてもらえない事が多いというのが現状です。
最近実装されている敵にCCが不要なボスが多いというのも向かい風です。
特に討伐戦ボスの3体はすべてCCが不要であるためまず出番が回ってきません。
今回アップデートで強化されたものの、出番を増やすためにはもう一声調整が必要なのかもしれません。
とはいえ初心者向けのWB・レイド向けプリーストとしては十分な性能です。
【ライアス】
役割「Manabattery」(マナの電池)とまで書かれていますが割と実態に近いかもしれません。
S評価を受けているのはPVE、一部のドラゴンレイド、GC3(ヴェルカザール)です。
今回のアップデートでシアのMP供給性能が弱体化されたため、代替となるMP供給源として再注目している方もいらっしゃるかと思います。
超越してT5闇を取得したライアスは、「味方を回復するたび」にその味方のMPを回復できるため、超越の「平穏」を取れば毎秒味方全員をHP&MP回復させることができ、スキルや専用武器効果で味方をHP回復すれば更にMPも供給する事ができます。
S3+S3宝にもMP供給効果があるため、とにかく大量のMPを必要とする戦いで重宝します。
またT5闇の効果で味方全体の魔法防御力も高めることができ、魔法攻撃の強い敵から味方を守ることを得意としています。
超越特性で魔法クリティカル耐性、S1宝があれば魔法ガード率も上昇させることが可能です。
一方で弱点もあり、味方の火力を上昇させる能力はほぼ持っていません。
(厳密にはS2にバリア対象の味方の攻撃UPがありますが、一番HPが低いキャラに付与されるためDDを狙って強化することは困難です。)
MP関連のopが整っていいない時期には非常にありがたいものの、
ある程度装備が整ってくるとライアスを別キャラに代えた方が火力UPできるようになってくるでしょう。
シアやメイはもちろん、MPが極端に足りていない状況でなければライアス(超越5)→フレイ(超越3以上・S2闇取得)に替えるだけでもパーティ火力は伸びる事が多いと思われます。
とはいえ、「火力UPよりMPがとにかく欲しい。魔法防御バフも欲しい」という場面では出番が回ってくるため
育てておいて損という事はありません。基本的に使い分け推奨です。
【ラブリル】
2019年1月に実装された新キャラ。主にバッファーとして評価されており、回復性能は低いと言われています。
これはS1の回復スキルが「S1で敵に与えたダメージの5%が回復」という仕組みになっており、ラブリル自身のDPSが高くなければ回復力も高まらないという構図なのです。
しっかり育成すればそこそこの回復力にはなるかもしれませんが、それでも他のヒーラーよりはハードルが高くなっています。(場合によってはクリダメばかりではなく、攻撃力や防御貫通を積んだ方が良い可能性もあります。)
またS2の回復はメインDD1人対象となっており、他の味方はもちろんラブリル自身も対象に入っていません。
このため、DD以前にラブリルから倒れてしまうリスクもあります。
特に4人編成のコンテンツにおいては、ラブリル以外にもう1人ヒーラーを入れるのはほぼ必須と思われます。
肝心の評価についてですが、現状SS評価のコンテンツはなく、無難に評価しているような印象です。
(新キャラなので様子見で一旦Sにしているだけという可能性も?)
性能を考慮すると、少なくとも魔法推奨かつ防御貫通が重要なWB3とGC1はSS評価で良いように思われます。
その他、GR、GC3やWB1なども評価Sとなっています。
GR(ギルドレイド)もHELL難易度であれば恩恵が大きくなりそうです。
4人編成でラブリルを入れる都合上、基本的には1DD・2ヒーラー体制になるかと思われます。
専用武器依存度は高いと表記されていますが、武器凸依存度は低いです。
特に、微課金でNPC英雄のメイを取得していないプレイヤーは育成しておいて損はないと思われます。
クリダメUPバフばかりが注目されますが防御貫通や攻撃力UP、魔法ダメージUPもかなりの性能であり、ラブリル本体だけでも非常にコストパフォーマンス良く活躍してくれるはずです。
【レオ】
The・PVP用ヒーラーです。闘技場で煮え湯を飲まされた事があるプレイヤーも多いでしょう。
PVPのみSS評価でそれ以外では基本的に低評価となっています。
バフを剥がしてさらに沈黙させるというS3が凶悪であり対人では有効ですが、CTが長すぎるため長期戦だとほぼS1とS2だけで戦っているような感覚になるはずです。
S2がHP回復、S1が敵防御力ダウンとなっていますがピルロップを入れている事が多い物理パーティにおいてはあまり出番がありません。
【ルシアス】
現状S評価を得ているのはPVPとGC2(ラクレール)の2箇所です。
専用武器効果は戦闘開始時のみの効果になっており、PVPでは有用ですがPVEでは長期戦化するとただの鈍器になってしまいます。
(個人的にはなぜこのような調整にしているのか疑問です)
直近で開催されたタイムアタック形式のチャレンジレイドなどでは戦闘開始時のみの効果も有用でしたが、WBやギルドレイドなど長期戦が前提となる多数のコンテンツで専用武器がただの鈍器になってしまっている状況は非常に苦しいと言えます。
(逆に言えば、長期戦前提なら専用武器がそこまで必要でもないと前向きに考えられるかもしれませんが…)
ラクレール戦においては味方の状態異常解除、敵のバフ解除(一定時間の継続解除)をしながら
味方の物理回避UP、敵の命中ダウンをしながら味方の攻撃力も大幅UPさせる事が可能です。
NPC英雄のユノを持っていない場合、ラクレール対策には是非迎えておきたい英雄の1人でしょう。
ただしスキルCTの都合上常時維持はできないため、手動でタイミングよく使いこなす必要がある英雄です。
使いこなすためにはそれなりのプレイヤースキルを要するキャラになっています。
【メイ】
NPC英雄として実装されており、仲間に迎えることでメイのショップの商品価格も割引されます。
Tier表ではWB1(マウンテンフォートレス)とGC1(ティルファス)にてSS評価を得ています。
しかしこのSS評価が今後も維持されるかどうかについては注視が必要です。
メイのバフは攻撃力UPに加えてランダムで防御貫通UP、攻撃速度UP、MP付与がついてくるという内容になっており、路線的にはラブリルと被っています。
(さらにラブリルはクリダメUPバフもあり、被魔法ダメージUPも常時ではないもののメイより高倍率です。)
ラブリルはDD1名だけ対象、メイは味方全体対象、
メイはスタック重複により効果量が上がる…など形式はやや違いますが、
運用次第ではラブリルに席を譲り渡す事になりそうです。
長期戦前提で複数のDDを活躍させる運用ならメイ、
1人のDDを徹底強化する運用ならラブリルという使い分けになってくるかと思われます。
他にメイの強みとしてはスキル3のCCが意外と強力(やや運が絡むが)
S1宝を取得していれば魔防バフも付与できる事
(ただし割合バフなので、元の魔法防御が低いアサシンやメカニックには恩恵が軽微)、
S1超越でバフを解除不可にもできるという事が挙げられます。
「バフとCCと回復、全部ほしい!」という時に高水準ですべてカバーしてくれる優秀なプリーストです。
特に防御貫通については初心者のうちは強さがわからないかもしれませんが、
防御力が高い敵が相手の時ほど大きな影響を与えるバフになっています。
参考:【ダメージ計算式】最終攻撃力とDEF低減率についての計算方法
「防御貫通はソフトキャップの450以上必要ない」と思い込んでいるユーザーは非常に多いのですが、
☓ 「ソフトキャップ以上積んでも意味がない」
ではなく
◎ 「ソフトキャップ無しでは強すぎるから、ソフトキャップを設定して超えた分は減衰させられている」
です。基本的にソフトキャップを超えても増える分にはかなり恩恵があるステータスです。
このため「メイをパーティから抜いたらDPSめちゃくちゃ下がったんだけどなんで??」と、原因がわからず戸惑った事があるプレイヤーも多いはずです。
TierListではドラゴンレイドなど一般戦闘での評価がそこまで高くないようでC〜Aの評価となっていますが、ドラゴンも意外と防御貫通の有無でダメージが変わってくるのでここは過小評価だと思います。
魔法属性のプリーストですが、状況によっては物理パーティでも物理プリーストを差し置いて編成に入ってきます。
物魔両対応が可能で、非常に汎用性の高いヒーラーと言えます。
【メディアナ】
物理プリースト代表格の1人。WB2にてSS評価を得ています。
その他のコンテンツでもほぼA〜Sランクということで非常に安定した評価を得ています。
メディアナは
・メインDDに大幅な攻撃力UPを付与する
・味方全体を回復すると同時に一度だけ敵の攻撃を無効化させる
・メインDDを一定時間だけ不死身とする(バフ継続中にHP5%以下にならない)
など、非常に特徴的なスキルを持っており
普段使いからエンドコンテンツまで幅広く活躍できるプリーストです。
「挑戦の塔」などでもメディアナを活かした戦法でラクができるステージがいくつかあります。
(あくまで1つのやり方なので、メディアナが必須というわけではありません。)
DDへの攻撃バフを強化するためにはメディアナ自身の攻撃力を上げる事がポイントとなっており、装備厳選で攻撃opを多くしたり、専用武器をなるべく強化しておく事が推奨されます。
ただしメディアナがメインDDの攻撃力を追い抜いてしまわないように注意が必要で、DDの武器よりも優先して覚醒しなければいけないわけではありません。
また、WB2でSS評価であるとはいえ、メインDDとしてリリアを起用している場合はそこまで相性が良くないため注意が必要です。(リリアは自身の攻撃バフが高すぎるためメディアナ編成の恩恵が薄い)
単純にパーティ全体の火力UPを考えるならば「リリアを入れるならメディアナは外す、メディアナを入れるならリリアは外す」というパターンが多いかと思われます。
【レピィ】
安定して多くのコンテンツでA〜S評価を得ており、PVPにおいてもSS評価を受けています。
デバフ解除ができる事に加えて味方に魔法防御力UPのバフを付与できる事が強みであり、それ以外にも物理/魔法両方の被ダメUP、防御ダウン、MP支援など器用に色々とこなせるプリーストです。
まずPVPにてSS評価をされている理由ですが、S2で状態異常解除ができ、超越で消費MP0にもできるため残MPに関係なくいつでも解除できるという点、S1のHP回復が「割合」回復なのでHPを高く積んでいる耐久パーティと相性が良いという事が挙げられます。
ただしPVP向けヒーラーというわけではなく、PVEにおいても取得優先度は高いプリーストです。
魔法攻撃を使ってくる敵への対策で起用されることが多く、ドラゴンレイドやGC3などで特に需要があります。
よく比較されるのは、魔法防御UPや味方へのMP供給が可能なライアスです。
ライアスはデバフ解除を持っていなかったり、敵への被ダメUPなどはできなかったりするため、状況に応じて使い分けていくのが良いでしょう。
【シア】
シアは説明する必要あるんだろうか…と思いつつ一応解説します。
Tier表は武器が低凸の場合の評価をしているため、高凸前提のシアを理解する上では使いづらいかもしれません。
武器凸数によって別物レベルに変わるため、専用武器依存度は全英雄の中で最も高いと言っても過言ではないでしょう。
最近の高難易度コンテンツでは敵の攻撃が非常に強力なことも多く、シアのS1による被ダメ減少があるか無いかで攻略難易度が大幅に変わることもあります。
このため、GR(ギルドレイド)のHELLやWB全般において高い需要があります。
また討伐戦もGC1、GC3では定番のサポーターとなっています。
ドラゴンレイドにおいては、手動でレベルの高いドラゴンレイドに挑むならシアを入れると戦いやすい事も多いでしょう。
オート放置の周回では5凸時の性能が発揮できないため少し優先度が下がりますが、攻撃速度を高く保っておけば3〜4凸相当の性能を発揮することはできるようです。
PVPではB評価を付けられていますが、被ダメ減少やバフ解除を持つため活躍事例もあり、高凸であれば十分に活躍していると思われます。
(PVPのB評価はあくまで、武器凸できていない場合の評価であると思われます。)
スキル3の味方全体のCT短縮機能は削除されてしまいましたが、それでもまだまだ強力なサポーターであると言えます。
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コメント一覧
こんばんは。いつも楽しくブログ拝見しています。
特に、職別のキャラ評価レビューは何度も見返しており、とても参考になっています。プリースト以降、職業別のキャラ評価が更新されてなくて残念です。
時間があればウィザードなどのキャラ評価のレビュー記事書いてくれると嬉しいです。お願いします。
遅くなってすみません!><
他のクラスも近々更新します。